スターバックスのストローが紙製に!スタバの環境問題への取り組みとは?

    スターバックスのストローが紙製に!スタバが行なう環境問題への取り組みとは?

    ※内容に広告・プロモーションを含みます

    大手コーヒーチェーン店で「スターバックスコーヒー」は、2020年1月から順次すべての国内店舗で「従来のプラスチックストローから紙ストローへ変更する」と発表しました。

    2020年3月までに通常サイズのストローを紙ストローへ、フラペチーノなど一部の商品で使われている太ストローも同年5月からすべて紙ストローにする予定です。

    この紙ストロー採用の裏には環境問題への配慮があります。

    紙ストローを使うと、どういった効果が生まれるのでしょうか?

    この記事では、「スタバが考える新しい環境問題への取り組み方」を紹介していくのじゃ。

    スタバが紙ストローを採用した理由とは?

    2020年1月から国内のスターバックスでは、従来のプラスチックストローから紙ストローへと順次切り替えが行なわれています。

    2020年3月末までに全店舗で紙ストローへと切り替わり、一部の商品で使われている太いストローも同年5月から順次紙ストローへと変更されます。

    プラスチックごみの削減が主な目的なんじゃが、実はスタバではごみとして捨てられるストローの数が年間で2億本ほどあったのじゃ。

    2億本…っていっても、たかがストローだし、量はほかのプラスチックごみより少ないんじゃないの?

    それはそうなんじゃが、ストローごみには色々な問題があるのじゃ。

    プラスチックストローの問題点

    • リサイクルされにくい
    • 海洋プラスチックごみになりやすい

    ストローは、ほかのプラスチックごみに比べて他の製品へと作り替えられるリサイクルがあまりされていません

    現状では「サーマルリサイクル」で熱エネルギーを回収するために使われている程度です。

    ※サーマルリサイクル:ごみを燃やすことで得られる熱エネルギーを発電などに利用すること。また施設の暖房、地下水を温めて温泉・温水にする力に利用すること。

    もちろんそれもリサイクル循環のひとつではありますが、「マテリアルリサイクル(ごみを別の形にしてリサイクルする方法)」と比べると、自然環境への配慮としてはいまひとつです。

    また、アメリカの研究では海洋プラスチックごみのランキングトップ10にプラスチックストローが入っているとする報告もあります。

    こうした観点からもプラスチックストローというのは、出来る限り減らした方が自然環境に良いといわれているのじゃ。

    スターバックスが行なっている環境問題への取り組み

    スタバでは紙ストロー採用以外にも、環境問題へ配慮した多くの取り組みがおこなわれています。

    たとえば、スタバを利用したことがある人なら分かると思いますが、マイタンブラーやマイカップもエコを目的とした取り組みのひとつです。

    使い捨てのプラスチックカップは、ストローよりも大きなごみだしね。

    スタバでは、そうしたプラスチックごみの削減を実践するためにマイタンブラーの利用を早くから推奨してきました。

    国内の店舗では、年間およそ1000トンにおよぶミルクパックのごみトイレットペーパーや店舗で使用するためのペーパーナプキンへと生まれ変わらせているんじゃ。

    あまり知られてはいませんが、スタバでは新店舗を作るときに使う内装の素材にも、リサイクル素材を使うこだわりがあります。

    新店舗周辺、もしくは地域とつながりのあるところで未利用の木材、またコーヒー豆のかすなどの廃棄物から作られた再生比率の高い内装用ボードをお店作りに使っているようです。

    抽出後の一部コーヒー豆のかすは牛の乳酸発酵飼料や農園でのたい肥にも使われ、そのリサイクル資源によって得られたミルクや野菜も、一部店舗で提供されています。

    スターバックスのストローが紙製に!スタバが行なう環境問題への取り組みとは?まとめ

    最近は世界的に有名な企業がどこもごみのリサイクルにスポットを当てていますが、より早く実践している企業のひとつがスターバックスです。

    スターバックスではサステナブル(持続可能)な未来を目指すために、プラスチックごみの大幅な削減を目標に掲げています。

    その第一歩として開始された紙ストローの包装には「私たちの小さな選択が未来をつくる」「世界で年間10億本のプラスチックストローを減らす一歩」など、5つのメッセージが記載されています。

    スタバで商品を買う際には、こうしたメッセージにも注目をしてみてはいかがでしょうか。

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