コーヒー豆の規格・グレードって何?バードフレンドリー・Qグレードを解説

    コーヒー豆の規格・グレードってなに?バードフレンドリーやQグレードとは?

    ※内容に広告・プロモーションを含みます

    飲んでたカフェオレのパッケージについてたカエルのマーク、何の意味があるんですか?

    それは『レインフォレスト・アライアンス』じゃ!
    コーヒーの規格の一種なんじゃ。

    今回はコーヒーの規格の種類や内容について詳しく解説します。

    ぜひ、この記事を参考に、コーヒー豆を購入する際、袋などに記載されている規格や表示をチェックしてみてください。

    コーヒーの規格
    【環境に関する規格】

    コーヒーの規格には『環境を守りつつコーヒーを育てられているか』との観点から設けられている規格がいくつかあります。

      環境に関する規格は

    1. バードフレンドリー
    2. UTZグッドインサイド認証
    3. レインフォレスト・アライアンス
    4. コンサベーション・インターナショナル
    5. 等が主です。

    環境に関するコーヒーの規格①
    バードフレンドリー

    バードフレンドリー」規格はアメリカにある自然調査保護を目的としたスミソニアン協会が始めた取り組みです。

    バ-ドフレンドリー規格とは
    渡り鳥が帰って来られる森林保護を目的に原生林の木陰・シェードグロウンを利用しコーヒー栽培をする農園に与えられる規格。

    調査研究・保護のために設立した「スミソニアン渡り鳥センター」(SMBC)と第三者認定機関によってコーヒー農園が認証される仕組みとなっています。

    木陰で有機栽培されるコーヒーはすべて手摘みで収穫されとるんじゃ。手間は掛かるが高品質な豆が出荷されているんじゃぞ。

    現在、世界12カ国に認証農園があり、そこで収穫された豆はアメリカやヨーロッパ、そして日本でも栽培されていますので、ぜひお店に立ち寄った際にはチェックしてみてください。

    その1杯が、森と渡り鳥を助ける小さなアクションとなるそうです!

    ↑一覧に戻る↑

    環境に関するコーヒーの規格②
    UTZグッドインサイド認証

    オランダを拠点とする団体「UTZ Certified」によって取り組みがはじまり、現在、世界120カ国以上でその認証農園が活動している「UTZグッドインサイド認証」規格。

    UTZグッドインサイド認証とは
    コーヒーやお茶などの栽培・生産に対して
    ・環境破壊のない、持続可能な農業
    ・それに伴う品質の向上、生産者の収入増加
    ・トレーサビリティー(追跡可能性)の明確化

    を目標として活動する農園・農家に与えられる認証規格。

    つまり、自然に配慮した農産物の生産を目標に、生産農家の顔が見える安心・安全な商品の流通・販売をコンセプトにしているんですね。

    近年ではネスレをはじめ日本の大手企業ともパートナーシップを結んでいるぞ。信頼できるのう!

    ↑一覧に戻る↑

    環境に関するコーヒーの規格③
    レインフォレスト・アライアンス

    カエルのマークが特徴的な「レインフォレスト・アライアンス」は通称「RA認証」ともいわれる農産物規格。

    これは「カエルは南極大陸以外すべての大陸に生息する生き物で、ほかの動植物が生きていく上での指標となる生物」といった意味を持っています。

      レインフォレスト・アライアンスの基準は、

    1. 生物多様性の保護
    2. 人々の暮らしと福祉の向上
    3. 自然資源の保護
    4. 効果的な計画策定と農園管理のシステム
    5. この4つ。

    クリーンな農業と持続可能性の高い生産方式をとっている農園が認証され、現在世界でも多くの国で採用がされています。

    ↑一覧に戻る↑

    環境に関するコーヒーの規格④
    コンサベーション・インターナショナル

    コンサベーション・インターナショナルとは
    人間と自然との関わり合いを重視し、環境保護に努めながら農産物を生産するのを目標とした非営利団体・国際環境NGO。

    こちらの機関によって認められた、コーヒーを栽培・出荷している農園には同団体のマークが付けられます。

    代表的なところだとスターバックスがこちらの取り組みに参加しています。

    ↑一覧に戻る↑

    コーヒーの規格
    【農園を支援する規格】

    これまでの自然との関わり合いに特化した基準とは異なる規格が以下の2つです。

      農園/農家の支援に関する規格は

    1. 国際フェアトレード認証
    2. Qグレード
    3. の2つが主。

    先に紹介した規格にも農園や農家を守る意味を持つ基準があったりしたが、この2つはさらにその色合いが強まるぞ。

    農園の支援に関するコーヒーの規格①
    国際フェアトレード認証

    国際フェアトレード認証とは
    コーヒー農家の生活を守る取り組みの一貫として、多くの地域で採用されている認証機関。

    適正な価格でコーヒー豆が売買されている証明でもあり、安全性が高く一定以上の品質の生豆を購入するためには欠かせない認証とも言えますね。

    フェアトレードには最低価格やプレミアム価格などの設定がされているんじゃ。

    これらの収益は農園や組合に付与され、地域発展のためにもそのお金が使われています。

    ↑一覧に戻る↑

    農園の支援に関するコーヒーの規格②
    Qグレード

    Qグレードとは
    コーヒー品質協会(CQI)」が認定した審査員3名によって、SCAA(アメリカのスペシャリティコーヒー協会)の審査基準で、80点以上のスコアがつけられた豆に与えられる規格。

    厳正な審査の結果、スコアが80点以上なら「Qグレードマーク」が提示できるようになります。

    つまり、高品質なコーヒー豆を選びたい時はQグレードマークがついているかに注目すればよいのじゃ。

    純粋に豆への評価だけを見たいなら一番分かりやすい規格ですね。

    ↑一覧に戻る↑

    コーヒー規格についてのまとめ

    現在、世界ではコーヒーをはじめ多くの農産物に、それぞれの機関の認証マークが与えられています。

    こうした規格は、ただ美味しいコーヒーを飲むためだけの基準ではなく、取り組み自体に賛同する意味も持ち合わせているので、ぜひ各機関の理念やポリシーなども参考にしてみてください。

    普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、その1杯を飲めば地球に大きな貢献ができると分かってもらえたかと思います。

      関連記事

      人気記事

      新着記事